デジタルバンクのモバイルアプリの開発事例

背景

当クライアントはベトナムの大手通信事業者です。当モバイルアプリケーションは、既存の契約者に追加サービスを提供し、登録した個人の携帯電話を用いて複数の銀行との取引を可能とします。1つのアカウントで複数の銀行に接続できる初のアプリのひとつです。現在、300万人以上のユーザーを抱え、月平均1030万件の取引が行われ、Google Playストアでの評価は4.3/5点です。

課題

当プロジェクトに着手した当初、既存のネットワークには多くの同時接続ユーザーが存在しました。課題としては、アプリを作成し、ネットワークに対して既存のサービスに支障をきたすことなくシームレスに統合することでした。 さらに、コーディングして通信ネットワーク・システムに統合する以前に、アプリへの接続が必要な様々な種類の銀行業務をマッピングする必要もありました。

ソリューション

この課題を解決するにあたり、まずは通信事業者および銀行におけるチームと話し合い、統合システムの要件を明確にしました。アプリに適切な機能を開発するために、銀行の業務プロセスを理解し、分析する必要がありました。 APIゲートウェイを構築する際に、複数のエントリーポイントから銀行システムのリクエストやレスポンスを収集しました。そして、一貫した通信を確保するために、それらを単一のゲートウェイを通して通信ネットワーク・システムに返送しました。 プラットフォームの十分な重量配分を確保するため、バックエンドの異なるノードにシステムを配置しました。同時に、処理が必要な大量の顧客データを保護するために、厳格なセキュリティガイドラインに従う必要がありました。

効果

ローンチ以降、当アプリはベトナムのフィンテック業界をリードする存在になっています。現在では12の著名な銀行と提携し、より多くのユーザー基盤を獲得しています。また、その革新性および接続性が評価され、フィンテック業界で2つの国内賞及び2つの国際賞を受賞しました。
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